イスラームと学問
イスラームという宗教は、学問とその追求を奨励しています。 そして無知を非難し、それに警告を放っているのです。アッラー (y) は仰りました: 言え、「一体知っている者と知らない者は等しいというの か?」実に訓戒を受け入れるのは、理知を備えた者たちだけ である。 (クルアーン 39:9)
また、アッラー (y) はこうも仰っています: アッラーは、あなた方の内で信仰する者たちと知識を与え られた者の位階を上げられる。 (クルアーン 58:11)
またイスラームは、知識の収集を強く勧めています。アッラー (y) は仰りました: そして言え、「主よ、私の知識をお増やし下さい。」 (クルアーン 20:114)
またイスラームは学者に敬意を払い、彼らの権利を守ります。 預言者ムハンマド (s) は彼らの地位に関し、こう言いました: 「年長者を敬わない者と年少者を慈しまない者、そして学者 に敬意を払わない者は私たちの内の者ではない。 (アッ= ティルミズィーの伝承)
また知識の追求と、その教授及び学習は、天国へと至る道とま で形容されています。預言者ムハンマド (s) はこう言いまし た: 知識を求めて道行く者は、アッラーが彼に天国への道を易 しくして下さるであろう。天使たちは知識を求める者を喜び、 その翼を彼らの上に垂らすのだ。そして天地にある全てのも の‐水の中の魚でさえ‐は、学者の罪の赦しを乞うのである。 崇拝行為に没頭する者に対する学者の卓越性というものは、 ちょうど星々に対する満月の際立った明るさに等しい。実に、 学者とは使徒の相続者なのである。使徒は相続するような財 産を残しはしないが、知識を後に残すのだ。ゆえにそれを身 に付ける者には、偉大な取り分があろう (イブン・ヒッ バーンによる伝承)